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オーストラリアのワーホリ中に感じた事&パラグライダーによるフライトの様子を書いてます

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ダーウィン到着!の前に!

ダーウィンはもう間もなく!なのだが、その前に移動中の生活について紹介。
今回の旅のひとつの目標は、なるべくキャラバンパーク等の宿泊施設を使わずにがんばってみるということだった。
キャラバンパーク一回泊まると高いところだと20ドル以上とられるので、その分食事とかに回して元気を保つ作戦。
移動中の食事は、朝晩はご飯とおかず、昼はスーパーで買ったヌードルやビスケットがメイン。
生鮮品は高い温度でも比較的腐りにくい卵、みかん、リンゴなどが中心。ただしたまには生野菜が食べたくなるのでサラダも買ってその日の晩と翌朝に食べきった。
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晩は雑炊がメイン。パースでよく食べていた韓国ヌードルのスープを使わずにとっておいて、雑炊のだしに使用。卵を入れてキムチ雑炊風に。付け合せは瓶詰めの野菜とチキンの缶詰め。
朝は目玉焼きと缶詰と果物。毎日で危うく飽きが来るところだったがなんとか乗り切った。
問題はシャワーと洗濯。幸い暑い地域だったのでお湯で洗う必要は無かったが、昼間ちょうど良い水場を見つけて体を洗っても夕方には汗かいてまた水浴びしたくなったのが難点だった。
仕方ないので濡れタオルで体を拭いてから寝ることにしていた。
洗濯のほうは基本的に何でもすぐ乾くので、洗って絞ってザックの上に洗濯ばさみ等で固定して終了。2時間も走ればカラカラに。
さて、次にどこでテント張って寝ていたかだが、オーストラリアには主要幹線道路の横にはレストエリアが設置されていて、たいていは水とトイレと屋根つきテーブルベンチが併設。
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123.jpg看板のアップ。
と言っても日本の道の駅や高速のサービスエリアのようにお店があるわけではなく、自販機のないパーキングエリアと言った感じ。
こういったレストエリアには夕方になるとキャンピングカーが集まってきてその日の晩を明かす支度をはじめる。
自分もたいていこのレストエリアを利用したが、そう都合よく見つかったりするわけでもないので、そんな時は道路からなるべく離れた適当な空き地でキャンプ。
道路から近すぎると通っている車から丸見えになるし、ロードトレインという重連結トラックの騒音がすごい。
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137.jpgちなみにこれがロードトレイン。地方に行けばいくほど長くなって、MAXで4重連結、53mくらいまでOK。追い越されるときはかなり気を使う。
そういえば一番重要な水の確保だが、節約すれば一日2リットルほどで足りていた。念のため4リットルほど携帯したが、毎日補給出来たので困ることは無かったな。
地域や町によって味が微妙に変わるのが面白かったが、変なクセがなくて飲みやすかったのは間違いなく雨水だった。
20日くらいずっとこんな感じで生活して、結局マニラに着くまでキャラバンパークやバックパッカーズを一度も使わなかった!
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ダーウィンまでの道中記 8/24

8/24
カナナラ80㎞手前~キャサリンから65㎞ 走行650㎞

暑い。太陽が昇るとすぐに暑くなるので、汗かく前に朝食とキャンプ撤収を済ませる。
西オーストラリア州最後の町、カナナラで給油、この辺りはダムのおかげで乾季にもかかわらず川に水が流れていた。
川で水浴び!といきたいところだが、水辺にはクロコダイルがいる危険性があるので近寄れず。
ここまで来てワニに食われて死亡とか、シャレにもならないので自重。
カナナラからしばらく走って、ついに州境を越えた。
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西オーストラリア州は検疫があるので一応生鮮品を消費しきってから向かったが、ノーザンテリトリーに向かうほうは何のチェックもなしで拍子抜け。
そして時間が1時間半早くなる。暑い中買ったばかりの腕時計の時間を調整しなおし、そして今日もひたすら走る。
ぶっ続けで運転していると同じ姿勢が続き、尻と膝が痛くなってくるのでたまに休憩を取る。
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休憩地点でたまたま見かけたレトロな車!1930年代製?しっかりトレーラー引いてるあたりいかにもオーストラリア。
そういやビクトリア州ではT型フォードらしき車が走ってるのも見かけたし、実に興味深い。
この休憩地点では水場があったので上着を水に濡らして、気化熱で体を冷やす作戦を実行。
乾くまでの10分しかもたないのが残念なところだが、それくらい暑くて乾燥している。
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途中の山。人がもっといればパラエリアにできそうなんだが、まあ無理か。

カナナラからノーザンテリトリーのキャサリンまではスーパーのある町はなく、ロードハウスと呼ばれる、給油所を兼ねた道の駅的な施設があるのみ。
また、ロードハウスの近くにはアボリジナルのコミュニティ(集落)が存在し、日用品などを求めにやってくる。
給油に立ち寄ったロードハウスで食事をとろうとしたらベンチやらテーブルやらすべて彼らに占拠されてて、しかたなく路上の木陰で食事。
先住権が認められているため、政府からの公的扶助で生活しているから働く必要がないんだろうか?
職業は?と尋ねられたらアボリジナルですって答えるのかな?
働きづめの生活も良くないが、何もせずにその土地に縛られるっていう生活は自分には出来そうにない。
適度に働いて、適度に楽しまなきゃ、人生もったいない。

食事後また走る。
暑いし走りづめなので夕方限界に達し、ビクトリアリバーロードハウスの芝生で昼寝。
30分ほどだったと思うが、だいぶ回復。
キャサリン着は8時過ぎ。
幸い比較的大きな町なのでスーパーがまだ開いており、生鮮品購入。
目的地ダーウィンに向けて走り出す。
が!今回はちょうど良いキャンプ地が見つからず、結局9時過ぎまで走って橋のそばの小さな空き地で力尽きキャンプ。
この旅でもっとも夜走った日となった。

ダーウィンまでの道中記 8/23

8/23
フィッツロイクロッシングの手前90㎞~カナナラ80㎞手前 走行距離650㎞

朝、蚊の羽音で目が覚める。
どうやら深夜にトイレに起きた際に入り込んだらしい。
幸い刺されたところはなかったが、気分的にはあまりよろしくない。
結局7匹ほど退治してそれから行動開始。
寝る前に外に放り出しておいたサバ缶の空き缶を見ると無数の小蟻がたかっている。
この時は別に気に留めなかったが、これがあとで意味を持ってくる。
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朝飯食べてたらモヒカンカットのハト(レンジャクバトというらしい)が物欲しげに近寄ってくるので米をおすそ分け。
都会と違ってフン害なんかないだろうから構わないだろう。
朝飯を食べ終えたら、また走り出す。1週間以上同じリズム。
このあたりは2~300キロごとに小さな町があるだけの区間。
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しばらく走ってフィッツロイクロッシングに到着、給油を済ませる。
ここから先が今回一番長い無給油区間で、その距離288㎞。
原付なら携行タンク必須の距離。
まれに自転車も見かけるが、どこで給水しているんだろうか不思議。
3日間分の水っていったらかなりの量になるはずなんだが。
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両側には無数のアリ塚。ためしにひとつ壊してみたが、かなり固い。大きいのは道具なしでは破壊は不可能。
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乾燥しているためあちこちでブッシュファイア。幸い風は弱いので激しい勢いで広がったりはしないのが救い。
日本だと意地でも消そうとするが、こっちは水かけて消すのはよほどのことが無いかぎりしない。かなり水が少ない地域なのだ。
夕方、ガソリン補給のついでに米を研ごうと水筒と米を取り出すためサイドバックに手をかけたら、なんと例の小蟻がたむろしているではないか!
しかもしっかりと水筒と米袋の中にまで侵入して、混ざってる状態!
水でできるだけ流したがそれでも完全には排除できず、数日間は(火にかける前にチェックはしているが)アリのだしが効いたご飯を食べる羽目になってしまった。
そういえば今日は走行中妙に腕がチクチクしていたが、こいつらのせいだったと思えば合点がいく。
結局こいつらはバイクのシート下に巣くい、数日にわたってサイドバック周辺をはい回っていた。
あのサバ缶がこいつらを呼び寄せたに違いなく、ゴミはテント内にしっかり保管することを心に決めたのだった。

この日は早い時間に適当なキャンプ地が見つからず、夜7時過ぎまで走ってようやく終了。
途中クリーミングパウダー(コーヒーに入れるやつ)の匂いがする場所を通ったが、それ系の香木でも生えてたのかな?

ダーウィンまでの道中記 8/21~22

カラサの東90㎞~サンドファイアロードハウスの東100㎞ 走行距離530㎞

いつまでたっても快晴続き。もう3日は雲らしい雲を見ていない。
朝はそれなりに快適な温度だが、昼になると暑い。
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そうなる前に、途中見つけた川(Yule Riverというらしい)で水浴び!
乾季なので水量はかなり少なかったが、全身洗ってきれいさっぱり。
こっちの川は養分が少ないためか日本と違って水がドブ臭くない。

昼過ぎにサウスヘッドランドで買い出し&昼食。
ここでちょっと面食らった公衆トイレ発見。
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ドアはタッチ式自動、手洗い、液体せっけん、ハンドドライヤーはセンサー式で自動、おまけに使用中は軽やかな音楽が流れるという仕様。
西オーストラリアは資源ブームの影響でそうとう儲かっているなーと素直に感じてしまった。

給油の後さらに進む。
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町を出てすぐ、鉄鉱石を運ぶ列車に遭遇!
驚くべきはその長さ!
優に2㎞はあろうかという長さの列車が原付バイクくらいの速度で目の前を横切っていく。
先頭2両の機関車だけでは足りず、途中にも2両の機関車がくっついていて、日本じゃまずお目にかかれない。
以前QLD州見た石炭列車も長かったが、こっちはそれ以上だったな。

午後一時過ぎ、海からの風が入り急に涼しくなる。
と言っても、乾いた熱風がぬるく湿った風になったくらいだが。
灼熱とウワサに聞いていたサンドファイアーロードハウスに到着したのは4時過ぎ。
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海風のおかげで快適な温度で給油を済ませ、先へ。
ここから先は大陸一周で二番目に長い無給油区間で、その距離286㎞。
車なら何の問題もない距離だが、250㏄バイクで調子に乗ってかっ飛ばしていると燃費が落ちてガス欠になってしまう恐れあるので80㎞/hで経済巡航。
約100㎞ほど走ったにころでこの日は日没終了。

8/22
~ブルーム~フィッツロイクロッシングの手前90㎞ 530㎞

湿った風は夜になっても吹き続け、晴れているので放射冷却、深夜からは霧発生とお決まりのコース。
この辺りは地図で見る限り砂漠なんだが、実際に走ってみると意外と樹木が生えている。
この海からの水分おかげで木が成長できるんだなと妙に納得。
なんにせよテントが乾かないうちはきれいに畳めないのでしばらく太陽待ち。
9時過ぎ、ようやく晴れてきて一気に熱帯の日差しになりあっという間に乾燥。
遅めの出発になったが、本日はブルームに行く用事がある。
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ハイウェーにはところどころにこのような警察の取り締まり目標を(親切にも)教えてくれる看板があるのだが、目標のところにFATIGUE(疲労)と書かれた看板を目撃。
どうやって取り締まるんだろうかまじめに考えてしまう。血液検査でもして乳酸値でも調べるんだろうか・・・?
と、3時間走りブルーム到着。
経済巡航なので320㎞走ってもまだリザーブを使わずに走れた。
ここに来た目的は食料品の調達(とついでに少々の観光)。
過去に日本人街が存在したこともあってか、アジア食品を置いている店があるのを確認済み。
無くなりかけていた料理酒と、昆布だしを探したがあいにくと昆布だしのほうは見つからず。
パースで買っとけばよかったと少し後悔。
代わりに腕時計が30ドルとまあ高くもない値段だったので購入。
バイクのハンドルに巻きつけて置けばナビをいじらずとも時間が見れるので便利。
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昼食をとった後は日本人墓地に行って、当時の人たちの苦労をしのぶ。
ここは明治、大正期に入植して真珠の養殖に携わった人たちの墓地で、若くして(潜水病等で)亡くなった人も多いようだ。
和歌山などの紀伊半島の人たちが多いようだが、仙台と書かれた墓碑もあったりして日本各地から渡ってきたことが分かった。
中には無縁と書かれた墓碑も多く、すこし切ない気持ちになった。
ケーブルビーチも行きたかったが、あまり寄り道する気にもなれない暑さなのでスルーして先に進む。
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ここから先はサバナ気候、初めてバオバブの木を見た(乾季なので葉は落ちている)。
この日も日暮れ後まで走り続けて終了。
晩飯にパースでだいぶ前に買ってとっておいた日本製のサバの味噌煮缶詰を食べたのだが、これがまた脂がのっていて非常に美味しかった。
が、このサバ缶がのちに厄介なことになるとは予想だにできずにこの日は就寝したのだった…。

ダーウィンまでの道中記 8/19~20

8/19
シェルビーチ~カーナーボンの北190㎞ 走行距離460㎞

海の近くでキャンプしたため、湿度が高く朝は結露でしっとり。
日も登ってさて起きようかと思ったら外から人間のでない足音が聞こえる。
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テントから首だけ出して覗いてみたらエミュー。
べつにちょっかいかけられるでもなく、写真を撮ったらさっさといなくなってしまった。

さて今日はまずはシェルビーチを見物。
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その名の通り、白い砂浜すべてが貝殻でできている。
いや、砂は無いので貝殻浜というべきか。
大昔からの積み重ねとはいえ、何とも言えない不思議な気持ちになる。
石油が太古の昔の生物遺骸だって話は有名だが、生物の力はやはりすごい。

小一時間ほど走った後は、ストロマトライトのあるハメリンプールへ。
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高校時代、生物の時間に勉強したストロマトライト。
35億年前から存在し、現在でもその基本構造を保って生活している藍藻類という生物の一種。
他の生物に競争で敗れたため、海流が弱く乾燥地帯にあるため蒸発が盛んで、塩分濃度が高いシャーク湾のような特殊な環境の場所でしか見られない。
あいにくと水温が低いのか酸素の泡を吹きだしているところは見れなかったが、なかなか興味深い場所だった。
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見学者用に桟橋が作られているのだがその下にはおそらく巣を作っているらしく、ツバメが頻煩に飛び交っていた。
希少なストロマトライトもツバメ達にとってはただの岩にしかすぎないってことか。

午前中にはハメリンプールを後にし、先に進み始める。
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この周辺は天然のお花畑が広がっていて、道行く人たちの目を楽しませてくれる。
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絞りを開放して、一眼レフ風に。
途中ピンク色の花も交じっていたりして、少々和やかな気持ちになりながら次の町、カーナーボンへ。

日曜だが幸いにもIGAがやっていたので、3時過ぎに遅い昼食。
南回帰線を越えて日中暑いので、冷えたコーラが無性に飲みたくなる。
その点、IGAは冷えた缶コーラを置いてることが多いので助かった。(コールズやウールワースはペットボトルしかないことが多い)
この日はカーナーボンから190㎞ほど走って終了。

8/20
~カラサの東90㎞ 530㎞

赤砂の広がるキャンプ地を出て、ハイウェーをひた走った1日。
この辺りは大陸一周ルートの中でも最も乾燥した地域。
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それまで多かった低木がこの辺ではかなりまばらになり、半砂漠のような感じ。
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途中で見かけたメサ地形。硬い地層は風化が遅いため、テーブル状に山ができる。
4時過ぎにカラサに到着、ショッピングセンターで生鮮品の買い出しと水の補給。
ここではバイクのシガー電源からUSB電源に変換できるユニットと、ノーザンテリトリーの地図も合わせて購入。
USBから乾電池に充電できる充電器を持っているので、これで灯り用の電池の残量を気にする必要がなくなった。

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