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8/23
フィッツロイクロッシングの手前90㎞~カナナラ80㎞手前 走行距離650㎞
朝、蚊の羽音で目が覚める。
どうやら深夜にトイレに起きた際に入り込んだらしい。
幸い刺されたところはなかったが、気分的にはあまりよろしくない。
結局7匹ほど退治してそれから行動開始。
寝る前に外に放り出しておいたサバ缶の空き缶を見ると無数の小蟻がたかっている。
この時は別に気に留めなかったが、これがあとで意味を持ってくる。
朝飯食べてたらモヒカンカットのハト(レンジャクバトというらしい)が物欲しげに近寄ってくるので米をおすそ分け。
都会と違ってフン害なんかないだろうから構わないだろう。
朝飯を食べ終えたら、また走り出す。1週間以上同じリズム。
このあたりは2~300キロごとに小さな町があるだけの区間。
しばらく走ってフィッツロイクロッシングに到着、給油を済ませる。
ここから先が今回一番長い無給油区間で、その距離288㎞。
原付なら携行タンク必須の距離。
まれに自転車も見かけるが、どこで給水しているんだろうか不思議。
3日間分の水っていったらかなりの量になるはずなんだが。
両側には無数のアリ塚。ためしにひとつ壊してみたが、かなり固い。大きいのは道具なしでは破壊は不可能。
乾燥しているためあちこちでブッシュファイア。幸い風は弱いので激しい勢いで広がったりはしないのが救い。
日本だと意地でも消そうとするが、こっちは水かけて消すのはよほどのことが無いかぎりしない。かなり水が少ない地域なのだ。
夕方、ガソリン補給のついでに米を研ごうと水筒と米を取り出すためサイドバックに手をかけたら、なんと例の小蟻がたむろしているではないか!
しかもしっかりと水筒と米袋の中にまで侵入して、混ざってる状態!
水でできるだけ流したがそれでも完全には排除できず、数日間は(火にかける前にチェックはしているが)アリのだしが効いたご飯を食べる羽目になってしまった。
そういえば今日は走行中妙に腕がチクチクしていたが、こいつらのせいだったと思えば合点がいく。
結局こいつらはバイクのシート下に巣くい、数日にわたってサイドバック周辺をはい回っていた。
あのサバ缶がこいつらを呼び寄せたに違いなく、ゴミはテント内にしっかり保管することを心に決めたのだった。
この日は早い時間に適当なキャンプ地が見つからず、夜7時過ぎまで走ってようやく終了。
途中クリーミングパウダー(コーヒーに入れるやつ)の匂いがする場所を通ったが、それ系の香木でも生えてたのかな?