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8/19
シェルビーチ~カーナーボンの北190㎞ 走行距離460㎞
海の近くでキャンプしたため、湿度が高く朝は結露でしっとり。
日も登ってさて起きようかと思ったら外から人間のでない足音が聞こえる。
テントから首だけ出して覗いてみたらエミュー。
べつにちょっかいかけられるでもなく、写真を撮ったらさっさといなくなってしまった。
さて今日はまずはシェルビーチを見物。
その名の通り、白い砂浜すべてが貝殻でできている。
いや、砂は無いので貝殻浜というべきか。
大昔からの積み重ねとはいえ、何とも言えない不思議な気持ちになる。
石油が太古の昔の生物遺骸だって話は有名だが、生物の力はやはりすごい。
小一時間ほど走った後は、ストロマトライトのあるハメリンプールへ。
高校時代、生物の時間に勉強したストロマトライト。
35億年前から存在し、現在でもその基本構造を保って生活している藍藻類という生物の一種。
他の生物に競争で敗れたため、海流が弱く乾燥地帯にあるため蒸発が盛んで、塩分濃度が高いシャーク湾のような特殊な環境の場所でしか見られない。
あいにくと水温が低いのか酸素の泡を吹きだしているところは見れなかったが、なかなか興味深い場所だった。
見学者用に桟橋が作られているのだがその下にはおそらく巣を作っているらしく、ツバメが頻煩に飛び交っていた。
希少なストロマトライトもツバメ達にとってはただの岩にしかすぎないってことか。
午前中にはハメリンプールを後にし、先に進み始める。
この周辺は天然のお花畑が広がっていて、道行く人たちの目を楽しませてくれる。
絞りを開放して、一眼レフ風に。
途中ピンク色の花も交じっていたりして、少々和やかな気持ちになりながら次の町、カーナーボンへ。
日曜だが幸いにもIGAがやっていたので、3時過ぎに遅い昼食。
南回帰線を越えて日中暑いので、冷えたコーラが無性に飲みたくなる。
その点、IGAは冷えた缶コーラを置いてることが多いので助かった。(コールズやウールワースはペットボトルしかないことが多い)
この日はカーナーボンから190㎞ほど走って終了。
8/20
~カラサの東90㎞ 530㎞
赤砂の広がるキャンプ地を出て、ハイウェーをひた走った1日。
この辺りは大陸一周ルートの中でも最も乾燥した地域。
それまで多かった低木がこの辺ではかなりまばらになり、半砂漠のような感じ。
途中で見かけたメサ地形。硬い地層は風化が遅いため、テーブル状に山ができる。
4時過ぎにカラサに到着、ショッピングセンターで生鮮品の買い出しと水の補給。
ここではバイクのシガー電源からUSB電源に変換できるユニットと、ノーザンテリトリーの地図も合わせて購入。
USBから乾電池に充電できる充電器を持っているので、これで灯り用の電池の残量を気にする必要がなくなった。