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オーストラリアのワーホリ中に感じた事&パラグライダーによるフライトの様子を書いてます

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ついにダーウィン到着!そしてイーストポイント戦争博物館へ!

ダーウィン、その都市は州の人口の6割が住む人口12万5千のノーザンテリトリーの州都である。
最短で大陸一周するなら必ずしも立ち寄る必要は無いのだが、ちょうどオイル交換の時期なのと、なんと言っても戦争博物館があるのでぜひ来たかった。
8月25日朝、テントを畳んで北へとバイクを走らせる。
残り距離は300㎞もないので昼くらいにつく計算。
湿度があるのか、久方ぶりにまともな積雲を見る。
乾季だが海の近くまで来ていることを感じつつ、ダーウィン着は12時半。
ナビで市民図書館の位置を確認して、向かうもあいにく土曜のため12時で終了していて残念。
だがここは州都、州の図書館もあってそちらは都合よく土日も1時~5時まで利用可能。
PCの充電がてら情報収集し、きっちり5時に帰る。
久々にキャラバンパークを使うつもりだったが、あいにくとどこも満杯なーので断念。
結局また適当な空き地でキャンプだった。
翌日は午前中戦争博物館見学、午後は図書館で終了となった。
以下は博物館の写真。200枚以上撮ったが、その一部をマニアな解説付きで紹介。


53794fec.jpeg記念すべき(?)オーストラリアの地に降り立った捕虜第一号、豊島一(トヨシマハジメ)。ダーウィン空襲の際に搭乗機の零戦に被弾し、ダーウィン北のメルビル島に不時着した。のちに収容所脱走事件が起きた際に撃たれて亡くなった。
031.jpg最初のダーウィン空襲の際に撃沈された米軍のクレムソン級駆逐艦、ピアリーの模型。一次大戦直後に大量建造された内の一隻で同型艦数なんと156隻。某Uボートゲームで米国東海岸に行くと高確率で出会った思い出が。
044.jpg日本海軍の25番250㎏爆弾。愛知九九式艦爆の主兵装で、高さは俺の身長と同じくらい。
049.jpgダーウィン空襲の後に配備された豪空軍のスピットファイアMK5。あごのように見える防塵フィルターのせいで空気抵抗が増加している上に、英本土から持ってくる際の船旅の間にエンジンその他劣化していて大変だったらしい。
058.jpgさてこれはなんでしょう?ちなみに魚雷じゃないです。正解者にはオーストラリアへの往復航空券を進呈…しません!反転して解答→パラベーンと呼ばれる、機雷(船に対する地雷のようなもの)を取り除く器具。現代の掃海作戦でも使う。
1a37f5c6.jpegB24爆撃機の機体下部回転砲塔。中に人が入って操作する。足伸ばせないので長時間は無理だな、少なくとも俺には。
1b98b1b4.jpeg逆さ鏡?実はサーチライトの凹面鏡部分。直径が2mくらいある。
d84df7fc.jpeg軍票と呼ばれる戦時通貨。下はマレー半島で使われた日本政府発行の100ドル軍票。
3f2e8312.jpeg20センチぐらいの口径の海岸砲のダミー。戦時中はもちろん本物があったのだろうが…。
594661ec.jpegボフォース40mm高射機関砲。射程が長く故障も少ないため大戦中の高射機関砲の中では最優秀と評価される。発展型が現在の日本の巡視船にも搭載されている。
202.jpg日本軍機動部隊の模型。手前の空母は赤城で奥が蒼龍。ってかコレ日本のプラモのウォーターラインシリーズ。昔作った思い出が…。
207.jpg日本軍の九二式重機関銃。映画「硫黄島からの手紙」の中で「(弾が)たんねーよ!弾もっとよこせ!」って嵐の二宮和也が言われてたのがコレ。
208.jpg日本軍の九六式軽機関銃。こちらは三八式歩兵銃と弾が共用。当時の「軽」機関銃は10㎏くらいが相場。他に弾とか持って歩いて行軍するだから大変だったろうなぁ。
211.jpg三八式歩兵銃。当時の主力ライフルだが、弾の口径が他国のものより一回り小さいため威力不足とされ、日中戦争の最中にもかかわらず新式の九九式小銃を採用、切り替え中に太平洋戦争始めるとか当時の日本はすごいな。まあ、イタリアとかフランスとか他国も同じことしているが。
212.jpg九四式拳銃。解説に南部式と書いてあったが野暮な突っ込みはしないでおいた。これも「硫黄島からの手紙」で登場。
222.jpg十四年式拳銃。俗に南部式と呼ばれるのはこちら。前述の豊島一の所持品。
234.jpgこちらはオーストラリア軍の歩兵銃シリーズ。上から順にステアーAUG、FN FAL、リー・エンフィールド小銃、マルティニ・ヘンリー銃、スナイドル銃、フリントロック(火打ち石)式銃。オーストラリア軍が「オーストリア」製のステアーAUG採用ってもはやギャグ?でないのか?

通しての感想は、キャンベラの博物館より狭いし有料(15ドルくらい)だが、日本軍関係の収蔵品はこちらのほうが充実しているので来る価値はあり。
日本が再び侵略戦争を起こすことは(少なくとも自分が生きているうちは)まずありえないが、どっかの、ジャイアンみたいな国が当時の日本と同じ道を歩んでいるように思てしまう今日この頃。
歴史に学んで、間違っても当時の日本と同じように戦争を始めて欲しくないと心底思う。

 
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ダーウィン到着!の前に!

ダーウィンはもう間もなく!なのだが、その前に移動中の生活について紹介。
今回の旅のひとつの目標は、なるべくキャラバンパーク等の宿泊施設を使わずにがんばってみるということだった。
キャラバンパーク一回泊まると高いところだと20ドル以上とられるので、その分食事とかに回して元気を保つ作戦。
移動中の食事は、朝晩はご飯とおかず、昼はスーパーで買ったヌードルやビスケットがメイン。
生鮮品は高い温度でも比較的腐りにくい卵、みかん、リンゴなどが中心。ただしたまには生野菜が食べたくなるのでサラダも買ってその日の晩と翌朝に食べきった。
061.jpg
晩は雑炊がメイン。パースでよく食べていた韓国ヌードルのスープを使わずにとっておいて、雑炊のだしに使用。卵を入れてキムチ雑炊風に。付け合せは瓶詰めの野菜とチキンの缶詰め。
朝は目玉焼きと缶詰と果物。毎日で危うく飽きが来るところだったがなんとか乗り切った。
問題はシャワーと洗濯。幸い暑い地域だったのでお湯で洗う必要は無かったが、昼間ちょうど良い水場を見つけて体を洗っても夕方には汗かいてまた水浴びしたくなったのが難点だった。
仕方ないので濡れタオルで体を拭いてから寝ることにしていた。
洗濯のほうは基本的に何でもすぐ乾くので、洗って絞ってザックの上に洗濯ばさみ等で固定して終了。2時間も走ればカラカラに。
さて、次にどこでテント張って寝ていたかだが、オーストラリアには主要幹線道路の横にはレストエリアが設置されていて、たいていは水とトイレと屋根つきテーブルベンチが併設。
122.jpg
123.jpg看板のアップ。
と言っても日本の道の駅や高速のサービスエリアのようにお店があるわけではなく、自販機のないパーキングエリアと言った感じ。
こういったレストエリアには夕方になるとキャンピングカーが集まってきてその日の晩を明かす支度をはじめる。
自分もたいていこのレストエリアを利用したが、そう都合よく見つかったりするわけでもないので、そんな時は道路からなるべく離れた適当な空き地でキャンプ。
道路から近すぎると通っている車から丸見えになるし、ロードトレインという重連結トラックの騒音がすごい。
138.jpg
137.jpgちなみにこれがロードトレイン。地方に行けばいくほど長くなって、MAXで4重連結、53mくらいまでOK。追い越されるときはかなり気を使う。
そういえば一番重要な水の確保だが、節約すれば一日2リットルほどで足りていた。念のため4リットルほど携帯したが、毎日補給出来たので困ることは無かったな。
地域や町によって味が微妙に変わるのが面白かったが、変なクセがなくて飲みやすかったのは間違いなく雨水だった。
20日くらいずっとこんな感じで生活して、結局マニラに着くまでキャラバンパークやバックパッカーズを一度も使わなかった!

ダーウィンまでの道中記 8/24

8/24
カナナラ80㎞手前~キャサリンから65㎞ 走行650㎞

暑い。太陽が昇るとすぐに暑くなるので、汗かく前に朝食とキャンプ撤収を済ませる。
西オーストラリア州最後の町、カナナラで給油、この辺りはダムのおかげで乾季にもかかわらず川に水が流れていた。
川で水浴び!といきたいところだが、水辺にはクロコダイルがいる危険性があるので近寄れず。
ここまで来てワニに食われて死亡とか、シャレにもならないので自重。
カナナラからしばらく走って、ついに州境を越えた。
143.jpg
西オーストラリア州は検疫があるので一応生鮮品を消費しきってから向かったが、ノーザンテリトリーに向かうほうは何のチェックもなしで拍子抜け。
そして時間が1時間半早くなる。暑い中買ったばかりの腕時計の時間を調整しなおし、そして今日もひたすら走る。
ぶっ続けで運転していると同じ姿勢が続き、尻と膝が痛くなってくるのでたまに休憩を取る。
147.jpg
休憩地点でたまたま見かけたレトロな車!1930年代製?しっかりトレーラー引いてるあたりいかにもオーストラリア。
そういやビクトリア州ではT型フォードらしき車が走ってるのも見かけたし、実に興味深い。
この休憩地点では水場があったので上着を水に濡らして、気化熱で体を冷やす作戦を実行。
乾くまでの10分しかもたないのが残念なところだが、それくらい暑くて乾燥している。
150.JPG
途中の山。人がもっといればパラエリアにできそうなんだが、まあ無理か。

カナナラからノーザンテリトリーのキャサリンまではスーパーのある町はなく、ロードハウスと呼ばれる、給油所を兼ねた道の駅的な施設があるのみ。
また、ロードハウスの近くにはアボリジナルのコミュニティ(集落)が存在し、日用品などを求めにやってくる。
給油に立ち寄ったロードハウスで食事をとろうとしたらベンチやらテーブルやらすべて彼らに占拠されてて、しかたなく路上の木陰で食事。
先住権が認められているため、政府からの公的扶助で生活しているから働く必要がないんだろうか?
職業は?と尋ねられたらアボリジナルですって答えるのかな?
働きづめの生活も良くないが、何もせずにその土地に縛られるっていう生活は自分には出来そうにない。
適度に働いて、適度に楽しまなきゃ、人生もったいない。

食事後また走る。
暑いし走りづめなので夕方限界に達し、ビクトリアリバーロードハウスの芝生で昼寝。
30分ほどだったと思うが、だいぶ回復。
キャサリン着は8時過ぎ。
幸い比較的大きな町なのでスーパーがまだ開いており、生鮮品購入。
目的地ダーウィンに向けて走り出す。
が!今回はちょうど良いキャンプ地が見つからず、結局9時過ぎまで走って橋のそばの小さな空き地で力尽きキャンプ。
この旅でもっとも夜走った日となった。

近況。

マニラに戻って来て一週間が過ぎた。
フライトのほうは一本飛んだきり。
っていうか他のパイロットもほとんどいないので山頂に上がる機会すらない。
一日ネットしてるのもあれなので、エリア整備のバイトをして滞在費稼ぎをしている。
原則、好きな時に好きなだけ働けるという夢のような(?)システム。
肉体作業が多いが、働いた後はなぜかビールもらえるし、なかなかおいしい仕事。
加えて、ラジコン飛行機の大会が明後日から一週間にわたってあるのでキャビンに泊まる人たちのゴミだしとか、その他雑用も仕事になる。
まあしばらくはこんな感じで飛びのほうは低調な時期が続きそうだけど、気にしない。
マイペースでやってく予定。

あ、それと携帯つながるので常時電源入れてます。
夕方から夜は確実に出れるはず。
番号は0421‐121‐078、国際電話への変換はググレ。
アドはryo_fly_paraあっとnittel.mobiです

ダーウィンまでの道中記 8/23

8/23
フィッツロイクロッシングの手前90㎞~カナナラ80㎞手前 走行距離650㎞

朝、蚊の羽音で目が覚める。
どうやら深夜にトイレに起きた際に入り込んだらしい。
幸い刺されたところはなかったが、気分的にはあまりよろしくない。
結局7匹ほど退治してそれから行動開始。
寝る前に外に放り出しておいたサバ缶の空き缶を見ると無数の小蟻がたかっている。
この時は別に気に留めなかったが、これがあとで意味を持ってくる。
121.jpg
朝飯食べてたらモヒカンカットのハト(レンジャクバトというらしい)が物欲しげに近寄ってくるので米をおすそ分け。
都会と違ってフン害なんかないだろうから構わないだろう。
朝飯を食べ終えたら、また走り出す。1週間以上同じリズム。
このあたりは2~300キロごとに小さな町があるだけの区間。
124.jpg
しばらく走ってフィッツロイクロッシングに到着、給油を済ませる。
ここから先が今回一番長い無給油区間で、その距離288㎞。
原付なら携行タンク必須の距離。
まれに自転車も見かけるが、どこで給水しているんだろうか不思議。
3日間分の水っていったらかなりの量になるはずなんだが。
130.jpg
両側には無数のアリ塚。ためしにひとつ壊してみたが、かなり固い。大きいのは道具なしでは破壊は不可能。
135.jpg
乾燥しているためあちこちでブッシュファイア。幸い風は弱いので激しい勢いで広がったりはしないのが救い。
日本だと意地でも消そうとするが、こっちは水かけて消すのはよほどのことが無いかぎりしない。かなり水が少ない地域なのだ。
夕方、ガソリン補給のついでに米を研ごうと水筒と米を取り出すためサイドバックに手をかけたら、なんと例の小蟻がたむろしているではないか!
しかもしっかりと水筒と米袋の中にまで侵入して、混ざってる状態!
水でできるだけ流したがそれでも完全には排除できず、数日間は(火にかける前にチェックはしているが)アリのだしが効いたご飯を食べる羽目になってしまった。
そういえば今日は走行中妙に腕がチクチクしていたが、こいつらのせいだったと思えば合点がいく。
結局こいつらはバイクのシート下に巣くい、数日にわたってサイドバック周辺をはい回っていた。
あのサバ缶がこいつらを呼び寄せたに違いなく、ゴミはテント内にしっかり保管することを心に決めたのだった。

この日は早い時間に適当なキャンプ地が見つからず、夜7時過ぎまで走ってようやく終了。
途中クリーミングパウダー(コーヒーに入れるやつ)の匂いがする場所を通ったが、それ系の香木でも生えてたのかな?

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